訪日インバウンド対応総合研究所ブログ

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川崎ホテル会にて、ラマダン(断食月)セミナーを開催しました。

5月8日、訪日インバウンド対応総合研究所代表・堀田みきほは、川崎ホテル会にて、ラマダン(断食月)中のイスラム教徒対応について開設するセミナーを開催しました。

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川崎ホテル会は、川崎市内のホテル約30が組織する事業者会。各ホテルで宿泊者の情報などを報告しあう会として始まり、毎月第1月曜日に業界研究を重ねています。

日本を訪問するイスラム教徒の数は明確にわかっていませんが、インドネシア、マレーシアなどイスラム教徒人口が多い国からの訪日者数は増加傾向にあります。(マレーシア 30万人→39万人、インドネシア:20万人→27万人 いずれも2015年→2016年を示したもの、JNTO・日本政府観光庁発表)。

イスラム教徒の中で、食事について、ハラール認証のこだわり・ハラール明確性については個人差があります。しかし、ラマダン(断食月)の断食行為については、なんらかの事情がない限り、すべてのイスラム教徒が行う義務です。

2017年のラマダンは、5月26日から6月24日まで、とされています。(月の満ち欠けによる誤差で1日前後することがあります)。

川崎市内はまだイスラム教徒の宿泊者は多くありません。しかし、東南アジア諸国からの離発着便が多い羽田空港に近い立地であることから、今後増えることは予測されます。また、市内には藤子不二雄ミュージアムなど、イスラム教徒が多いインドネシアからの観光客に人気の施設があります。

 

セミナーについて、参加ホテルからは戸惑いの声が上がりつつも「つばも飲み込まない、ということは現実的にできるのか?」といった疑問や、ハラール認証についての詳細を知りたいという声があがりました。

訪日インバウンド対応総合研究所は、今後も川崎ホテル会と提携し、市内に宿泊するインバウンド客に「川崎に泊まってよかった!」と思っていただけるサービス提供を目指します。

 

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