訪日インバウンド対応総合研究所ブログ

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川崎大師・インバウンドプロジェクト第1弾★雷神堂さま

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現在、川崎大師エリアの商店街を舞台に、外国人向けの体験商品の開発をしています。

昨年末から、PechaKucha Night Kawasaki, 商工会議所の民泊研究会、エリアプロデュース事業、川崎大師まちゼミなどなどいろんなところで「川崎大師の観光資源は豊かなのに活かし切れていない!」「シャッター街っぽくなってるところもある!」「空港近いんだからもっと誘客しよう!」という話をしまくっています。

「でも、旗振り役がいない」と。「じゃあ、堀田がやるか」、というところで、実にいろんな人に助けてもらいながら、商店街でインバウンド誘客に興味があるお店を探して、インバウンド向けの商品開発をしています。

まず第1弾は、手焼きせんべいの雷神堂さん。ここでは「体験商品」の開発です。モノ消費よりコト消費がトレンドですからね。

実際体験してみたり、場所を見たり、何人くらい入れそうかとか、どんな問題が起きそうかとか、話し合いながらやってみました。

お店の負担にもならず、外国人のお客様も楽しめて、かつ商店街全体にお金が落ちる、そして私にもお金が入る、三方よしならぬ「四方よし」の仕組みづくりは、容易じゃないです。正直。

以前Facebookで寺崎先生に指摘された、「求められていないディズニーランド化問題」も意識しないと。

川崎大師と堀田みきほ

私と川崎大師エリアがつながったきっかけは、子どもが地域内の保育園に入園したことです。朝晩週5日、合計10往復してて、観光資源がたくさんあるにもかかわらず、イマイチ生かし切れていない。「お正月に300万人来る参詣者でおなかいっぱい」で、集客をするという発想がないお店も少なくなくて、がっかりしたわけです。で、いろんな人に話を聞いていると、後継者問題とか、高齢化とか、店子入れたくない問題とか、一筋縄じゃない課題も見えてきました。でも、このままにしておくのはもったいないかな、と。

子どもが大きくなって、外国人との交流を持ち、「あなたの故郷はどんなところ?」と聞かれたとき、「なんにもないところ」「広大なシャッター街がある」なんていうことのないようにしたい。(私自身、17歳でマレーシアに渡った時、自分の故郷を誇りに思えず、尋ねられても「Near Nagoya」とお茶を濁して答えていました。今思うと、なんと愚かなことだったろう...。)

主に私のお客様は都内なのですが、ご近所の大師周辺をなんとかしたいな、と昨年末から動き始めました。

うちの子どもが通う保育園は、川崎大師エリアにある、とある商店街の会長さんの奥さんがはじめた園。園の先生たちも大師地区に地の縁がある方ばかりで「こういうことをできる人を探している」と相談したら、「こんな人がいるから、会ってみたら」という具合にアドバイスをいただけています。(離乳食の刻み具合から仕事の相談までできるってすごい保育園だな...)

という、本当に地域の皆様に助けながら、開発を進めていっている、というのが近況でした。